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2018.02.28
「エージェンシー・媒体社のデジタルトランスフォーメーション」をテーマに、JIAA米国視察行います!
今年も6月11日(月)から4泊6日の予定で、NY8社・団体を訪問する日本インタラクティブ広告協会(JIAA)協力のNY米国インターネット広告市場視察の第20回を行います。この視察、JIAA協力ですが、JIAAの会員でなくとも参加可能です。
今年のテーマは「エージェンシー・媒体社のデジタルトランスフォーメーション」。Uber の登場でタクシー会社に危機が訪れたり、Airbnb は設立して10 年にも関わらず部屋数でも企業価値でも最大のホテルチェーンMarriott を超えています。そして、明日の競合は、今まで全く考えていなかった分野の企業が全く新しい業態やビジネスモデルを持ち込み、企業買収をして市場参入してくるというような時代になりました。JIAA メンバーの業界でも、エージェンシー業界にコンサルティング企業が参入して来たり、メディア業界にGoogle、Facebook やアドテク・マーケテク企業などが参入してきて広告予算の奪い合いになっているのは、正しくその流れと言えるでしょう。このような中で、従来型メディア企業・エージェンシーはどのように対処しているのか、自社のデジタル変革をどのように行っているのかを、デジタルトランスフォーメーション専門部隊を持つAccentureやHearst、The Washington Postのデジタル・R&D 部門、そしてNBC Universalの広告企画部門などを訪れ、これらの企業のデジタルトランスフォーメーションの戦略やプロセス、その成果などについて学びます。そして2016 年設立のHearts & Scienceで、どのようにこの急成長のメディアエージェンシーが生まれ、データ・ドリブン・マーケティングの施策がどのように行われ、広告主はどのような成果を得ているかを理解します。またツアーの冒頭ではセミナーを設け、他の欧米のエージェンシー、メディア企業がどのようなデジタルトランスフォーメーションを行っているか、どのように変革したか、その周辺でどのようなコンサルティング、サポート企業、スタートアップ施策などがあり、大手企業の変革に役立っているかを解説します。
この視察、過去にも非常に高い評価を頂いておりまして、過去のNYでの視察参加者から事後のアンケートに寄せられた内容には下記のようなものがあります。
- (セミナーで)各社への訪問前にメディアトレンドを大づかみで解説頂けた事で、2日目以降の内容が頭に入ってきやすくなった。ネットメディア、ネット広告の全体が俯瞰できた。
- メディアトレンドや課題などを把握することができ、刺激になる考え方に多く触れられた。
- コンテンツのクオリティを保つことで成長していて、テクノロジー等の進化も大切だが、根本的に大切なことはユーザーが見たいと思うものをしっかり作る事の大切さを改めて気づけた。
- コンシューマとビジネスの視点が両輪であること、イノベーションは売上だといわれた事が当たり前ではあるものの、腹落ちした。
締め切りが4月2日(月)になりますので、ご希望の方は早めにJTBコーポレートの中川さん、石合さんにご連絡を頂ければと思います。下記に今回の視察の概要、資料へのリンク、訪問予定企業のリストをつけておきます。ぜひ参加をご検討ください。
デジタルメディアストラテジーズ 織田
<募集概要>
■旅行期間 :2017 年 6 月 11日(月)~6 月 16 日(土)<4 泊 6 日>
■訪問都市 :ニューヨーク
■募集人員 :25 名様
■最少催行人員:15 名様(この人数に達しない場合、当視察の催行を中止する場合がございます。)
<お問い合わせ・お申込み>
■株式会社JTBコーポレートセールス 新宿第五事業部 営業第四課
■〒163-0426 東京都新宿区西新宿 2-1-1 新宿三井ビルディング 26F
■電話:03-5909-8114 FAX:03-5909-8139 E-MAIL: [email protected]
■担当:中川・石合(イシアイ)
<募集案内パンフレットおよび参加申込書>
■日程表、訪問先候補などはこちらをご参照下さい
http://jiaa.org/dbps_data/_material_/common/jiaa/jiaa_studytour20.pdf
■参加申込書はこちらをダウンロードください
http://jiaa.org/dbps_data/_material_/common/jiaa/jiaa_studytour20_entry.zip
訪 問 先 企 業 候 補
Accenture:コンサルティング企業・デジタルエージェンシー
Accenture は自社もコンサルティング企業からデジタルエージェンシーやデザインエージェンシーへの業務拡大を進め、同時にTV 局や広告主のデジタルトランフォーメーションのアドバイス業務を行い、またAccentureInteractive がFiat Chrysler の業務を取ったことも話題になっている。メディアクライアントに対して、どのようなデジタルトランスフォーメーション業務を提供しているのかを尋ねる。
NBC Universal:TV・ケーブル局
ケーブル会社Comcast の傘下に入って、デジタル化・オーディエンスターゲティングを推し進めるNBCUniversal。Comcast からのデータや第3 者データを使って、オンライン、TV、スマートTV・OTT に向けてターゲティング広告を推し進めつつある。TV 業界での、変革について業界トレンドとNBCU の施策について尋ねる。
Hearst:雑誌・新聞出版社
Cosmopolitan、Elle、Bazaar、Car and Driver、Esquire など多数の雑誌・新聞ブランドを持つ従来型メディア会社が、今ではビデオ制作スタジオを構え、マルチプラットフォームで年間150 億視聴を稼ぎ、161%の成長を見せているデジタルビデオ企業に生まれ変わっている。その変革の様子と変遷について尋ねる。
Tha Washington Post:新聞社
Amazon CEO Jeff Bezos により個人的に買収された政治に特化した新聞社であるが、社内に実験・開発チームを構成し、そこからZeus とFuse(アドテク)、PostPulse(ソーシャルコンテンツ分析)、FlexPlay(ソーシャル・モバイルビデオ)など自社でプラットフォームを開発しデジタル広告ビジネスを推し進めている。
Hearts & Science:メディアエージェンシー
2016 年設立のメディアエージェンシーだが、データ・ドリブン・マーケティングエージェンシーとして、CRMやデジタルデータをリアルタイムで組み合わせて、コンテンツや広告の購買・最適化・パーソナル化やショッパーマーケティングのサービスを、P&G やAT&T に提供している。Adweek などから「今年の最優秀エージェンシー」としても選ばれている。同社CEO はこの前に、Omnicom Meida Group で解析・トレーディングデスクAnnalect を立ち上げ、その知見を使い全く新しいメディアエージェンシーを立ち上げた。
Instagram:ソーシャルネットワーク
8 億以上のアクティブユーザーを持つ、画像・ビデオ共有を中心としたモバイルソーシャルネットワーク。90%以上のユーザーが35 歳以下で、TV 離れが進む中、この層へのマーケティング・広告ツールとして使われている。ビデオ広告、Stories Ads など定形の広告から、インフルエンサーマーケティングなど、広告主・媒体社が多用している。現在のアメリカでのInstagram マーケティングトレンドについて尋ねる。
Beeswax:プログラマティック広告テクノロジー
Bidder-as-a-Service の名の下に、媒体社・エージェンシー・広告主が自社利用のためのDSP 構築を可能にする、カスタムRTB ソリューションを提供。映画会社Legendary やロケーションアプリFoursquare、E コマースのOverstock など多数の企業が同社のテクノロジーを使って、自社のマーケティングや広告ビジネスを構築している。
IAB:業界団体
業界団体として、広告・コンテンツ・デジタルビデオなどのスタンダードの構築や業界ガイドラインを作っているが、同時に同団体が運営するカンファレンスではメディア、エージェンシー、広告主向けにデジタルトランスフォーメーションなどのトピックがよく取り上げられている。アメリカでの業界のデジタル化やデジタル広告の現在の課題(ボット・広告詐欺、Viewability)などについて尋ねる。
ただし、上記は訪問を保証するものではありません。
February 28, 2018 | Permalink | Comments (0)