« エディ・マーフィーの頭の中はどんな感じ? | Main | IAB、ブランドエンゲージメントはオンラインが40%、TVは19% »
2008.07.09
[今日の解説] 印刷媒体にも押し寄せるアウトソーシングの波
「日本語」という言語が今までは日本のメディアを守ってきたが、逆にアウトソースがしにくいために業績が落ちた時に利益を守る方法が少なくなるというリスクが今ではあるのではないだろうか。
話は少し変わるが、先日、Google Translateは、原文の文章を翻訳しようとしているのではなく、オンライン上にある原文と翻訳文を見比べることを繰り返し繰り返し行い、その文章と言葉の出現頻度などの確率をアルゴリズムにして翻訳をしているという記事を読んだ。実はこれはIT系の翻訳をしたことがある人なら当たり前のことで、IT翻訳家は文章のデータベースを持っていてITマニュアルなどのように同じような文章が多数出てくるものであれば一度訳した文章を何度も利用する。マイクロソフトは、このデータベースの大きなものを持っていて、オンラインマニュアルの一部は全く人が介在せずに翻訳文が出されるようにしている。
僕も言語に守られているビジネスをしているのだが、競走相手は同じ業界ではなく、確率論だったりするかもしれないということを認識しておいた方がいいということだろう。
印刷媒体にも押し寄せるアウトソーシングの波
July 9, 2008 in Analysis | Permalink
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
https://www.typepad.com/services/trackback/6a00d8341bfeba53ef00e553ad6e0c8834
Listed below are links to weblogs that reference [今日の解説] 印刷媒体にも押し寄せるアウトソーシングの波: