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2007.07.25
誰もいないSecond Lifeで何百万ドルも無駄にするマジソンアベニュー
先日もHypeカーブの落胆の谷に差し掛かっているSecond Lifeという話をしたが、WiredにCokeの島に一日27人しか現れず、Searsのショップにも281人のみという現状についてまとめられた記事が出ている。デジタルマーケティングを理解するには、検索エンジンのキーワードがどれだけのROIを達成できるかや、ブログやコミュニティサイトでのコメントを分析するなど今までとは全く違うスキルやコンセプトを理解する必要があり、Second Lifeはデジタルでありながらもリアルと同じように店舗を構えればいいと考えてしまうアナログな広告主にとって簡単に見えるからだ、とニューメディアコンサルティング会社DenuoのCEOは語っている。
ソース:Wired: How Madison Avenue Is Wasting Millions on a Deserted Second Life
July 25, 2007 in Virtual Reality | Permalink
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Comments
いつもながら素晴らしい記事の紹介に頭が下がります。
私もSecond Lifeは第一次(?)ブームが過ぎたと思っています。
ところが、時代の先を鋭く読んだ記事で有名(?)なNewsweekは、一見、時代錯誤とも思われるほどSecond Lifeに好意的な記事を書いています。「It may be the Internet's next big thing.」なんて言っちゃって。個人的には、まるで1、2年前にタイムスリップしたかのように感じますね。
http://www.msnbc.msn.com/id/19876812/site/newsweek/
こには、「会員が800万人いて、この2カ月だけでも200万人が訪れている」や「American Apparelなどの国際的企業が参加している」などと書きたてられています。LA Timesとは対照的な記事ですね。
Newsweekだけに、何らかの意図があってこの内容ではないかと思っています。
そこで、織田様にこの記事に関するご意見をお伺いしてみたいなあと勝手に思っているのですが、いかがでしょうか。
Posted by: Yuzuru Mori | Jul 25, 2007 8:35:27 PM
セカンドライフは、とにかくコンセプトとストラクチャーが素晴らしい。それゆえ、新し物好きのメディアをはじめ、一部の先進的な企業、識者の興味を強力に引きつけるのだと思います。私も去年すぐにアバターとなって入り込んでみました。でも、以来、利用せず。。。なぜか、それはあなたもやってみればわかります。今のままでは、本当にコンセプト倒れになると思います。サービス精神、ホスピタリティ、おもてなしの心が、人間にとって一番大事なものが、決定的に欠けているような気がするのです。現状のセカンドライフには。でも、素晴らしいインフラなので何とか日本でも成功して欲しいと思うのですが。
Posted by: G頑張ろう、N日本の、J人材! | Jul 26, 2007 2:17:59 AM
コメントありがとうございます。Newsweekの記事は何か意図があったのかはわかりませんが、かなり遅れてしまった感はありますね。でも、今まできちんとした特集を組んでなかったのでここで、と思ったらLATimesやらWiredが叩いていた、のかもしれませんが。
おもてなし、という部分は全くそのとおりだと思います。LATimes、Wiredの記事も企業のマーケティング利用としての問題点を指摘されているわけで、コミュニティとして、あるいあはコラボレーションのツールとしては多いな可能性を持っていると思っています。
Posted by: 織田 | Jul 26, 2007 10:38:57 AM
コメントありがとうございます。
そうですね「企業のマーケティング利用」としては、いったんはその役目を終えたのかなあといった感じがしますね。
ただ、おっしゃる通り、最後はデジタルと介した人と人との問題なので、そこに着目した利用方法は伸びて行くのでしょうね。
例えば、受刑者の更生プログラムや虐待を受けた人の社会復帰の話などをたまに耳にしますよね。
デジタルが進めば進むほど、やっぱり最後は人だなあと思う毎日です。
といいつつ、デジタル漬けの毎日ですが。(笑)
皆様の貴重なお時間をありがとうございました。
Posted by: Yuzuru Mori | Jul 26, 2007 7:34:25 PM