2008.07.02
[今日の解説]The Long Tailセオリーは間違い
早速、The Long Tailセオリーを打ち立てた、Wired編集長Chris Anderson氏が、コメントを出している。
Debating the Long Tail
http://conversationstarter.hbsp.com/2008/06/challenging_the_long_tail.html
この助教授を攻撃することなく、トップ10%の音楽が78%を占めているという助教授の説に、サンプル100万の中の1%は1万でこれがWal-Martなどリアルの店での品揃えでそれは32%ほどにしかならない、とHeadの定義をエンターテイメント業界でいえば、リアル店舗で販売しているものと定義しなければならない、としている。つまりデータに対する理解は両者同じだが、HeadとTailの定義の違いであると。
ただ、まだ調査の中身は読んでいないのだが、Wal-Martのようにオンライン・オフラインの販売チャネルをもっていて店舗の商品在庫にオンライン販売データが影響をあたえたり、SNSか何かで見つけたマイナーなCDを店舗で問い合わせて買うというようなことがないのか、などオンラインとオフラインを完全に分けて考えるのも難しくなっているような気がする。
このあたりは中身を見ないと何とも言えないが。
ハーバードの調査はこちら
http://conversationstarter.hbsp.com/2008/06/challenging_the_long_tail.html
The Long Tailセオリーは間違い
July 2, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.07.01
[今日の解説]PowersetはGoogle Killerになるのか。MSが買収。
以前もキーワード検索の終わりというポストで紹介した図だが、Web3.0は自然言語検索のセマンティックWebの時代で2010-2020年ぐらいに確立するというもの。情報量がさらに増えることで、現在のGoogleをはじめとするキーワードによる検索は、生産性が落ちていくという図だ。
PowersetはGoogle Killerになるのか。MSが買収。
July 1, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.06.30
[今日の解説]ネットはあらたな搾取工場
コンテンツがKingだとすると、コンテクストはGodのような気がするんですよね。
ネットはあらたな搾取工場
June 30, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.06.17
[お知らせ]今週後半から来週前半のブログ・メルマガ更新を不定期とします
ちょっと業務が佳境に差し掛かっていまして、時間を取りたいと思います。いつものように何か大きなニュースがあれば更新します。June 17, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.06.16
[今日の解説]カンヌ国際広告祭にイノベーションを
先日、ad:tech SFでの「The Modern Agency」のセッションでも「Ad AgencyからAdを取らなければ」という議論があったが、ここに提示されているのはすべて従来の「広告」から「マーケティング」やそれより広い分野に広げて企画を考えなければならないことを示している。カスタマーサポートの部署や商品企画などの部署と、宣伝部をつなげて考えなければならなくなっている。マーケティングが全社化しているとも言えるだろう。
カンヌ国際広告祭にイノベーションを
June 16, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.06.15
[今日の解説]MicroHoo提案 vs GooHoo提案
マイクロソフトが米Yahoo!の検索ビジネスを欲しいというのは間違いないが、Yahoo!側が自社の幹部をつなぎとめることが買収によってさらに難しくなるような条件をつけたため、マイクロソフトにとって全社の買収は割高になってしまったことが大きな要因であるようだ。株主からの圧力もあったが、Yahoo!のJerry Yang氏は、そこまでして、独立を守りたかったらしい。
ということで、株価が大きく下がり、株主の怒りは最高で、おまけに政府から独占禁止法関連で目をつけられる状態が今のYahoo!だ。株主の動きがこれから気になるものの、Googleとの契約を買収によって止めるには2億5000万ドルをGoogleに支払う必要があるらしく、すでに割高になってしまっている。政府からの介入などで、Yahoo! 株価が大きく下がるようなことがあれば、大きな変化があるかもしれず、微妙な3ヶ月半になりそうだ。
MicroHoo提案 vs GooHoo提案
June 15, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.05.22
[今日の解説]RSSリーダーNewsgator、アテンションデータをもとに記事のレコメンデーション機能
ソーシャルグラフとアテンションデータを取るのは、どのレイヤーで行われるのかという話になってきたようですね。Windows 7もそのあたりを意識したものになりそうだという話もありますし。
RSSリーダーNewsgator、アテンションデータをもとに記事のレコメンデーション機能
May 22, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.05.20
[今日の解説]マイクロソフト、米Yahoo!保持のYahooo! Japan株取得提案
この記事のアナリストによると、Yahoo!の検索ビジネスが210億ドル、アジア・インターナショナルの資産が92.5億ドルと試算されている。前回、マイクロソフトが提示していた一株当たり33ドルでは、475億ドルでYahoo!すべてを買収することになるので170億ドル低い金額で、今マイクロソフトが必要としているものを手にすることができるという考えだ。
これには背景がある。マイクロソフトは、MSNでコンテンツ事業を提供しているが、マイクロソフトはテクノロジー会社でありコンテンツビジネスは得意としておらず、それを他社に売却し、現在のGoogleのように広告ネットワーク・マーケットプレースなどのプラットフォームレイヤーに特化するのではないかという噂が出ている。
だが、この提案はYahoo!の取締役からは承認を受けられないだろうという話もあり、また今、Yahoo!の敵対的買収を進めるCarl Icahn氏に受け入れられるのかが疑問だ。
[昨日のMicroHoo] マイクロソフト、米Yahoo!保持のYahooo! Japan株取得提案
May 20, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.05.16
[今日の解説]WPP傘下の24/7 Real Media、米Yahoo!傘下のRight Mediaと提携
Right Mediaは、広告主、広告会社、媒体社に加えて、広告ネットワークやターゲットテクノロジー会社も入れる広告マーケットプレースで、かなりの伸びを見せている。すでに大手広告主も入っているが、広告会社との提携は初めてだと思う。
WPP傘下の24/7 Real Media、米Yahoo!傘下のRight Mediaと提携
May 16, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.05.15
[今日の解説]Limo vs Android、オープンソースモバイルOS対戦
一番大きな違いはAndroidでは、Googleがアプリ開発者や携帯通信業者のための収益モデルを持ちこめることだろう。Limoのアプリに対しても当然AdSenseを持ち込むことが考えられるが、通信業者と提携し、ユーザーの通話料を割安にするというところまで踏み込めるかが疑問だ。オープンソースエコシステムにも収益モデルが強みになってきているということか。
Limo vs Android、オープンソースモバイルOS対戦
May 15, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.05.14
[今日の解説]YouTube、これから流行るビデオに対して広告ができるBuzz Targetingを発表
ブログ上で話題になったことが、どれぐらい拡がるとマスメディアに取り上げられるかなど、未来予測型のテクノロジーの話はいくつも出てきているが、このYouTubeのようなアルゴリズムがキャンペーンのあり方を変えてしまうのだろう。やはりキャンペーンはポートフォリオマネジメントになっていくんだろうなあ。
YouTube、これから流行るビデオに対して広告ができるBuzz Targetingを発表
May 14, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.05.13
[今日の解説]大手サイトの広告価格は52%下落
この記事にもある、ソーシャルネットワークで47%下落ということで、業績が期待どうりに行っておらず、Googleも匙を投げている風で、マイクルソフトがアプローチをかけているMySpaceなどが価格を引き下げているよう。
大手サイトの広告価格は52%下落
May 13, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.05.12
[今日の解説]Engagment Mappingケーススタディ::検索広告の貢献は60%低く、バナー広告の33%高い
検索広告の人気キーワードが高騰する中、検索広告の価値を見直す動きが出ている。検索広告でGoogleに大きく後れを取っており、バナーの売上も大きいマイクロソフトとしては広告の貢献度を正しく測定することで、自らの強い分野へ予算をシフトしてきたいところだろう。だが、入札式であり、中小企業では唯一の広告手段である場合も多い、、検索広告で貢献度が低いからと言って、企業が検索広告の入札価格を抑えたり、止めたりするのかが疑問。
こうしているうちにGoogleは自社の検索サイトやネットワークしているサイトでバナーをテストしたり、DoubleClickを買収したり、動画広告を展開している。
マイクロソフトはAtlasという非常に有益なツールを手にしたが、その買収を生かすためにもこの考え方を多くの広告主に啓蒙するスピードが求められているようだ。
Engagment Mappingケーススタディ::検索広告の貢献は60%低く、バナー広告の33%高い
May 12, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.05.08
[今日の解説]DoveのReal Beautyはリアルじゃない?
「ブランドとは消費者に対する約束。ソーシャルメディアが普及した今、その意味合いはますます重要になっている」
先日のSFで行われたad:techの「The Art of Conversation」というセッションで、僕の「ソーシャルメディア時代のブランド、ブランディングとは」という質問に対して、Nelsen OnlineのDigital Strategic Services担当上級副社長Pete Blackshaw氏は上記のように答えた。
DoveのReal Beautyキャンペーンはソーシャルメディア時代のブランディングキャンペーンの大成功例として取り上げられることが多いキャンペーンの一つだ。Ogilvyの「約束としてのブランド」を作りだすフォーミュラは、簡単でありながら素晴らしく、僕もブランディングに関する講演などで使わせてもらうことが多い。もちろん、フォーミュラよりも、消費者インサイトの分析や実際にブランドに落とし込む時のブレインストーミングの方が重要であるが、Doveというブランドを社会的ムーブメントにした背景には、このフォーミュラにある、物事のとらえ方の視点が何より重要だと思う。
そのように作られた「約束としてのブランド」は熱狂的な支持者と、その約束に反する行動が見えた時の炎上問題との、微妙なバランスの上に立つもので、かなり高い行動規範をブランド企業に要求する。Doveブランドを持つUnileverは、Doveで「どの女性にも美があり価値がある」ということを訴えていながら、同社の男性用デオドラントAxeでは「女性を性の対象のみとして安っぽく見ている」という批判も出ているし、今回のレタッチの件も、現実にはレタッチが行われたのかはまだ明確ではないが、ファッション写真撮影では一般的に写真家サイドでほぼ自動的に行われていることを、Doveの撮影だけ変えるように指示を特別に出さなければならないという細かい管理が必要になるということだろう。
商品はもちろんのこと、カスタマーサポートが約束としてのブランドを現実に体感するところだったり、店頭が商品を最初に手にするところだったり、ブランドの約束と、ブランド体験を統一することが全方向で求められている。真のブランドマネージャーはCEOか社長ということになるのだろうが、そのような資質を持った人がなることが少なく、代理のブランドマネージャーとしてのCMOの役割が重要ということだろう。
今回のDoveのケースが今後どのように進んでいくのかは見守るしかないが、少なくとも熱狂的な支持者が多い同ブランドは、約束をある程度守り続ける限り、多少の欠点は許してもらえるし、場合によっては代わりに支持者が戦ってくれる。炎上問題のリスクを取る価値がそこにあると言える。
DoveのReal Beautyはリアルじゃない?
May 8, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.05.05
[今日の解説]今日のMicroHoo:戻っておいでマイクロソフト
これでマイクロソフトCEO Steve Ballmerが米Yahoo!一株当たり$33-34ぐらいで改めて買収提案をすると、大株主の機関投資家たちは喜んで株を差し出すだろうし、Jerry YangやYahoo!取締役も、しぶしぶかもしれないが首を縦に振らざるをえないだろう。
土曜日の買収提案撤回で、GoogleにとってもYahoo!との検索広告での提携を積極的に進める意味は薄れている。少なくとも、Yahoo! が思っているキャッシュフローを生み出すような条件ではなく、もっと悪い条件を提示されているはずで、それが月曜日になっても発表されていない理由だろう。
Steve Ballmerがこのような戦術を取るのでは、と予想されていたが、今のところ風向きはマイクロソフトに有利に働いている。Steve Ballmerがどのように出るのかが、これから楽しみな数日となる。
とはいえ、買収が成立したとしてもその後の方が問題が大きく、それを解決するためにリソースがさかれて、Googleがより進んでいくことになるだろう。
今日のMicroHoo:戻っておいでマイクロソフト
May 5, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.04.24
[今日の解説]Twitter、技術的な問題が重なる
アメリカのネット系のイベントではWifiが会場に入っているのが当たり前で、ブロガーや記者、アナリストなどが、ライブブログや記事を書いたり、講演者やパネルが話していることを、他の人たちとチャットしてたりすることが一般的だ。だが、ここいくつかの参加イベントで、Twitterがチャットやライブブログなどに一部取り代わってきている感じがある。特に最前列付近に座ることの多い、ブロガーやアナリストのデスクトップにはTwitterアプリが走っていて、他の人の意見を確認しながら、ブログや記事を書いている様子が多数見られた。
昨日、ニュース報道の在り方が変わっているということを取り上げたが、それがリアルタイムコミュニケーションツールと合わさって、ニュース生成プロセスもさらに早まっていることを感じる。ニュースインフラになりつつあるTwitterは当然のことながら、ユーザーも一気に増えているので、サービスが不安定になっていてスタッフへのプレッシャーも強くなっているのだろうが、同時にこれらのユーザーは高いレベルのサービスの安定を求めているところにジレンマがある。
Twitter、技術的な問題が重なる
April 24, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.04.22
[今日の解説]元Google社員、ソーシャル検索サービス公開へ
Googleの強さを示すのに、辞めていった社員がGoogleと直接競合になるようなサービスを作っていないことがよく挙げられる。ソーシャルネットワークFacebookに幹部を含めてかなりのGoogle社員が移っていったが、ソーシャルネットワーク側からGoogleを攻めるような動きである。
そのような中で、ついに「検索」の文字の入ったサービスを元Google社員が作るか、と思ったのがこれだが、現実には、Googleが力を入れることをやめたQ&Aサービスに近いもののようだ。
ただ、「検索」という概念も、徐々に変わりつつある。Wikipediaも検索と言えなくはないし、Q&A、ソーシャル推奨、セマンティック検索などもそうだろう。ある意味、「検索」の次のステージは、定義が難しいものの「エージェント」あるいは「コンシェルジェ」を目指していると言っていいだろう。
元Google社員、ソーシャル検索サービス公開へ
April 22, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.04.09
[今日の解説]Publicis CEO Laurice Levy「デジタル時代で広告事業モデルは時代遅れ」
先日もある社内講演を行った際に出てきた話題だが、すでに広告業界の事業モデルもいくつかに枝分かれしつつあり、場合によっては広告会社同士が業務を行う、というケースも出てくるかもしれない。ネットの登場で、メディア・コンテンツとマーケティングの垣根も揺らぎつつある。ただ、雇用環境がアメリカとは違う日本で、新しいモデルを簡単には取り入れられないというジレンマも感じる。
Publicis CEO Laurice Levy「デジタル時代で広告事業モデルは時代遅れ」
April 9, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.04.07
[今日の解説]デジタルエージェンシーに必要なスタッフ、移民弁護士?
僕のところにもたまにヘッドハンターからコンタクトがあって、主には東京でのデジタルエージェンシー業務をできる人を紹介してほしい、という依頼がほとんどなのだが、ここのところ2件ほどNYでというのがあった。日本語などアジア言語でクライアントのためにメディア・サイト開発をするというような内容の仕事のようだったように覚えているので、この記事にあるような会社からの依頼なのだろう。
IT企業のエンジニアとか、CGエフェクトなどをする人たちには当然日本人も多いが、メディア・サイトがグローバル化する中で、デジタルエージェンシーでの日本人へのニーズも生まれてきているということだろう。
デジタルエージェンシーに必要なスタッフ、移民弁護士?
April 7, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.04.06
[今日の解説]Nickelodeon、スポンジボブのバーチャルワールドを展開
NYで一年前に始まり、昨年秋のサンノゼでのイベントも含めて3回目になるバーチャルワールドカンファレンス「Virtual Worlds 2008」に駆け足で参加してきた。
Second Lifeでの企業マーケティング、ユーザー登録の状況、経営陣の刷新など、あまりいいニュースが流れていない業界だが、今回のカンファレンスの参加者は1200人と、一年前のイベントに比べて倍以上、企業ブースも一年前の4-5倍はあるのではと思われれ、また秋サンノゼのイベントに比べても着実に増えており、実は業界全体ではかなりの盛り上がりを見せていることがわかる。
キーワードは「多様化」と「Value(付加価値)」だろう。
多様化とは、かなりの数のプラットフォームがそれぞれ独自のサービスモデル、課金モデル、プロモーションモデルを持ち、バーチャルワールドと一言でくくれないほどの多様なサービスを消費者や広告主、メディア企業に提供している。Second Lifeも、Second Life Gridというサービスで、独自のバーチャルワールドを企業が運営するためのシステムを提供している。
Valueについては、バーチャルワールドを加えることでの、商品への価値向上という意味合いである。すでにテレビ番組、おもちゃなどが進んでいて、かなりの成功を見せているものもあるが、それがさらに進んでいくだろう。
このあたりの分析を現在進めているので近々ご報告できればと思う。
いずれにせよ、バーチャルワールド業界はSecond Lifeを含めて、新たなレベルに差し掛かっており、僕が以前バーチャルワールドHype(過剰な期待)からBust(期待はずれ)への流れがあると講演で語ったが、HypeサイクルのBustを乗り越えて、企業・ユーザーにとって付加価値が感じられるものを選べる段階が来ていることを確信した。
Nickelodeon、スポンジボブのバーチャルワールドを展開
April 6, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.03.17
[今日の解説]マクドナルド版American Idol
2004年から2005年にかけて、日経BPでのコラム「Webマーケティングの近未来」で欧米での企業ブログマーケティングについてのケーススタディを多数行ったが、ブログマーケティングでの成功例の一つとしてマイクロソフトのケースがあげられるだろう。それまで、ビル・ゲイツが先頭に立ち、WindowsやOfficeのシェアを利用して競合となる企業を力づくで倒していく「悪の帝国」のイメージが強かったが、1000人以上の社員がそれぞれブログを立ち上げ、自分のマイクロソフトでのプロジェクトについてユーザーたちと対話を始めたあたりから、そのイメージが薄れていったというものである(もちろん、敵対的買収対象になっているYahoo!の幹部、社員をはじめ、このイメージはまだまだ強く残っているが)。個々の社員の顔や意見、悩みが、マイクロソフトという抽象的な企業ブランドに対して、何からの顔をつけていくプロセスだと考える。
このマクドナルドのキャンペーンもそういう意味合いが強い。どうしても、低賃金労働者として一つにくくられがちな米マクドナルドの社員の稀なる才能を見せることは、マクドナルドというブランドに新たな意味をつけることになる。
ブランディングとジャーナリズムが実は近い所にある気がしてきた。
マクドナルド版American Idol
March 17, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.03.14
[今日の解説]Second Life、CEO Philip Rosedale、CEOを辞任
12月にCTOが追い出された時も業界内で、これで買収か、などという意見が聞かれた。いろいろな意味で整理が始まり、次のステージに向けて動き出しているようだ。
Second Life、CEO Philip Rosedale、CEOを辞任
March 14, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.03.13
[今日の解説] Google、Webサイト向け広告配信サービスAdManager公開
なるほど。DoubleClickのDART for Publishersを無料にするのではなく、2種類の製品から媒体社に選ばせるという訳ですか。
Google、Webサイト向け広告配信サービスAdManager公開
March 13, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.03.12
[今日の解説]マードック:地方新聞は優良な読者層を失う
で、優良な新聞読者は地方紙からウォールストリートジャーナル紙に移り、つまり大手広告主のブランド広告費も移ると、言いたいのだろうか。
マードック:地方新聞は優良な読者層を失う
March 12, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.03.11
[今日の解説]親から友達リクエスト
子供向けのバーチャルワールドNeopetsは1999年スタートで、その中で小学生たちは家から友達と夜チャットをしたりゲームをしたりして、楽しんでおり、ここに入れないと次の日の友達との話についていけないということもあるようだ。今の高校生といえば、この世代が育ち、インスタントメッセンジャーなどを利用してコミュニケーションを友達と取り、またソーシャルネットワークや別の種類のバーチャルワールドなどに入っている。プライバシーを守りたい年頃でもあるだろうが、友達と作り上げてきた世界に、ネットリテラシーの全く違う世代の親が入ってくることに対する抵抗もあるように思える。
この別々の世代をつなげるツールがあってもいいように思えるが、アメリカでは家族用のソーシャルネットワークや、家系図を元にソーシャルネットワーク化するものもあるものの、あまりユーザーを集めているとは言い難い。
僕も先日、妻の兄から別のソーシャルネットワークでリクエストを受けた。別に隠すものは何もないのだが、家族からリクエストを受けるのは不思議な気持ちがした。ソーシャルグループはかなり自分の中で別れているものだと確認した瞬間だ。
親から友達リクエスト
March 11, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.03.10
[今日の解説]BusinessWeekコラムニストによるFacebook CEOのインタビューは大失敗
まだこのインタビューのビデオを見ていないのである程度想像で話をすることになるが、この状況、一言で言うと、カンファレンスの観客がすでにかなりの情報を持っていて、それ以上の質問をすることをBusinessWeekのコラムニストに求めているような雰囲気があったのではないかと思う。。
企業情報に関して、ブログやフォーラムなどで様々な意見が無料で公開されていて、ここではFacebookについてかなりの情報を持っている。そして、IT系のイベントでは、必ずWifiが完備されていて、講演中に観客同士や外部の人がチャットをしていたり、ライブでブログを更新していたり、それに対するコメントが返ってきたり、と様々な情報が流通される。つまり、「群衆の知恵」がリアルタイムで集まっている感じと言えるだろう。そして、その上を行かなければならないという期待度の高さを感じて、Sarah Lacy氏は自分しか知りえないようなこと、つまり過去の彼女のZuckerberg氏へのインタビューの内容など、の話を始めたのではないだろうか。
勝手な想像なので合っているかどうかはわからないが、いずれにせよ、カンファレンスなどでステージの上で話すことは今までと違ったレベルの情報量、視点、管理能力が必要になっていることを感じている。
BusinessWeekコラムニストによるFacebook CEOのインタビューは大失敗
March 10, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.03.07
[今日の解説]デジタルタレント争奪戦
中堅のデジタルエージェンシーでは、中規模の都市にオフィスをつくり、それをネットワークして人材を確保すると同時に業務を行っているという話も聞いている。アメリカの広告業界の中心地はNYでネット業界はシリコンバレーということになるのだが、日本と違い、多数の大手企業の本社機能が他の都市に散らばっており、それらの都市で人材育成のための大学などが充実していたり、広告・ネット業務などを含めてかなりの職がある。元々、カンファレンスコールとメールとグループウェアで業務を行うような業界であるから、地域をまたいでバーチャルプロジェクトチームを作ることも多い業界だ。それと同じような形で、インドや中国、ブラジルなどに業務がアウトソースされているのが現状だろう。
ところでアメリカのネット広告業界、イベントやミーティングを通して会う人達の中でだが、海外から来ている人はインド系の人たちが非常に多く感じられる。あとは、イスラエルとか中国とか。日本から、という人はほとんど会ったことがない。人材不足がさらに続くと、そこも変わってくるのだろうか。
デジタルタレント争奪戦
March 7, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.03.06
[今日の解説]EUはGoogleのDoubleClick買収を来週承認する
これでいよいよGoogleはオフライン広告ビジネスにさらに力を集中させることになる。マイクロソフトは、まだ検索やビデオでGoogleを追いかけ、Yahoo!の買収にてこずっているが、オフラインでの展開はほとんどできていない。
EUはGoogleのDoubleClick買収を来週承認する
March 6, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.03.03
[今日の解説]Yahoo! CEO Jerry Yang、2013年にネット広告はTV広告を超える
今年、来年、5年先など様々な予測が国や市場毎に出ているが、いずれネット広告市場がTV広告市場を超える日が来る。
このブログも、新聞広告市場がとかTV広告市場がとか、携帯広告市場は、というようなデータを公開しているので、犯人の一人ではあるのだが、すでにこのようにメディア毎のデータにますます意味がなくなってきていると感じている。
テレビ番組という“コンテンツ”はリビングの40インチTVモニターでも見られているかもしれないが、iTunesやHuluを通してPCやiPodでも見られている。米Nielsenは、それらをすべてビデオというカテゴリーとして苦労しながらも調査データをまとめようとしている。
デバイスとして考えた場合、40インチTVモニターで見られるものはテレビ番組であろうし、Wiiなどのゲーム端末がつながってするゲームであろうし、DVDやVODで映画や過去のTV番組も見られている。
つまり、“コンテンツ”と”配信経路”と、最終的に”消費者と接するデバイス”とが、従来であればある程度まとまっていたものが、現在ではネットなどを介することで別れてしまってきている。
従来であれば、メディア会社はこれらを統合して持っていたので、上記のような広告市場のデータは意味があったが、現在のこの混沌とした状況では減りつつある紙・電波媒体広告市場の状況を確認するのに役立つだけなのではないかと思う。
Yahoo! CEO Jerry Yang、2013年にネット広告はTV広告を超える
March 3, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.02.20
[今日の解説]VideoEgg、エンゲージメント課金ビデオ広告をスタート
昨年10月にWired Visionで広告経済の激変というテーマで講演を行ったのだが、ネット広告によって課金形態の変化が起っている。ネットではユーザーのクリックや視聴時間など様々な行動データが取れるのでこれを利用して、課金形態を変えることが可能になっているのだ。従来はCPMで課金されいたのが、検索などではCPC(クリック課金)、メールなどを登録したら課金されるCPA(顧客獲得課金)、そして販売が行ったときだけ課金するアフィリエートなどがあるのが皆さんご存じだろう。オンラインビデオ広告は、今までCPMで売られるのが一般的だったが、それにも今回のように変化が起こりつつあるということだ。
そして、今ではテレビ、ラジオ、雑誌などマスメディアにも同じように課金形態の多様化が広がって来ている。以前はテレビショッピングなどで一部あったものの、ラジオ、雑誌などを使われるようになってきた。
マスメディアも、データを利用したダイレクトマーケティングビジネスをやらなければならなくなってきているということだろう。
VideoEgg、エンゲージメント課金ビデオ広告をスタート
February 20, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.02.18
[今日の解説]AP通信の苦悩
過去3年ほどの間に、AP通信とReuter通信のNYのオフィスにそれぞれ訪れる機会があったが、タイミングは違っていたとは言え、両社の体制の違いが大きく感じられた。
Rutersでは、家庭のリビングルームのような部屋に通され、Windows Media Centerや携帯へのニュース映像配信、ブロガーへビデオプレーヤーの配布を行うことでニュースをバイラル的に広げていける、というようなデモがあり、Reutersはすでに消費者向けのメディアブランドであるという印象を与える目的のプレゼンが行われた。
それに対してAP通信では、親会社にあたる新聞社グループとの関係などこの記事で問題になっているようなことが課題として話され、携帯向けのニュース配信も行っているものの、あまり積極的にはできないというジレンマが示された。
競合であるはずの2社の雰囲気が、あまりに違っていたし、これではAP通信はインタラクティブスタッフを取るのが、あるいは引き留めるのが大変なのでは、と考えながらオフィスを後にしたことを覚えている。
AP通信の苦悩
February 18, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.02.13
[今日の解説]Mars、リアルのバレンタインギフトを渡せるFacebookアプリケーション
この記事では、ギフトを送る側がお金を支払うのか、それともサンプリングの一種なのかがはっきりしないが、いずれにせよ、SNSでバーチャルギフトとリアルギフトをつなげる瞬間と言える。それも安価のパッケージグッズで行えるというところが面白い。
以前、文芸春秋か何かのインタビューで、Mixi上場前にSNSの収益モデルの可能性を尋ねられ会員間のギフトのやり取り、という返事をしたが、Facebook内ではユーザーがすでにバーチャルギフトをやり取りしており、そこからリアルへの変換を待つところで、ついに来た、という感じだ。
ということで、FacebookなりOpenSocialなりに、ユーザー間のギフトのやり取り、趣味・嗜好の情報が溜まっていく。当然のことながらこれらの情報が広告ターゲティングのために使われていくことになっていく。
Mars、リアルのバレンタインギフトを渡せるFacebookアプリケーション
February 13, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.02.09
[今日の解説]ラッパーJay Z、Interbpublicと共同で広告代理店設立
以前、ブランデッドエンターテイメント企業の調査で、LAの音楽レーベルなどを訪れたが、当時音楽系のブランデッドエンターテイメントでツアーのスポンサーシップやミュージシャンのCM出演などを除いた手法はラップなどに限られていた。その中で、音楽ビデオへのプロダクトプレースメントや、歌詞の中にブランド名を織り込むなど積極的にやっていたのはラップやヒップホップなどの分野だけだった。音楽レーベルも、ラップ・ヒップホップ系のところでは積極的に話を進める態度があり、なぜかという話を尋ねたときに、ラップやヒップホップは「成り上がり」的なテーマの歌が多く、それを体現してミュージシャンであっても成功するとレーベルの社長になったり、自分の会社などを持つように、起業家精神が高い音楽なんだ、という話だった。そして、それがファンにも伝わっていて、次は僕が、私が、と続く人たちも多いということだった。Jay ZやSnoop Doggの動きなどを見ていると確かに音楽を介して次のビジネスの種を産んだりしているように見える。非常に逞しい業界だ。
ラッパーJay Z、Interbpublicと共同で広告代理店設立
February 9, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.02.07
[今日の解説]Googleはなぜ止められないのか
Googleは世界の主な市場で、検索、動画、地図サービスなどで強さを見せている。企業が力を持ちすぎることに対する不安、これだけの情報を集めている会社に対する不安というものが、アメリカでは一部のユーザーの間で広がっている(どうでもいいが、Googleの「Don't be evil」というモットーが誰から見てEvilなのかがよくわからないのがいつも気になっている)。
日本ではどういう意識があるのかと思っていたら、ITProからマイクロソフトの米Yahoo!買収に対しての緊急アンケートがあり、「6割がマイクロソフトのネット独占を懸念する」というデータが出ていた。よくよく見ると、ITProの読者はエンジニアが多く、Googleの検索を72%使っていたり、他のネットサービスもメッセンジャー以外はYahoo!かGoogleのものがよく使われている。一般のネットユーザーになると、もっとYahoo!が強かったりするのだろうが、ブラウザ戦争のイメージからかマイクロソフトのイメージは良くないようだ。
昨日のGoogleのオープンモバイル戦略の続きになるが、ネットのオープンな世界は望むものの、集めたデータについての不安が強まっている感じがアメリカではあるが(若い層ではそうでもないというところもある)、日本ではあまり感じられないのだろうか。
ITPro: 6割がMSのネット独占を懸念,Yahoo!買収提案に関する緊急アンケート結果から
Googleはなぜ止められないのか
February 7, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.02.06
[今日の解説]米携帯周波数帯の入札からGoogleは喜んで降りるだろう
Googleのモバイル分野での目標は、今のように携帯通信会社がどのようなアプリケーションなどが端末に載るかを決めるような市場ではなく、オープンな市場にすること、である。周波数の入札の条件の一つに、端末をオープンにすることを条件とするようにGoogleはかなりの米政府へのロビー活動を行い、ある一定の入札価格以上になればオープンにすることを取り付けた。ということで、Googleはその金額に至るまで入札に参加し続ければよく、あとは実際に通信網の運営の得意な携帯通信会社に任せばよい。
今、オンラインでは通信会社・ISPはただのパイプで、またそこにPCなどの端末がつながっており、デスクトップソフトやブラウザでアプリケーションを提供しているのがネット企業である。さらに言うと、従来、PC上のアプリがマイクロソフトなどの会社に有料で提供されているが、それをブラウザ上で無料で提供してはじめているのがネット企業であるとも言える。Googleはそのネット企業の雄として、無料のアプリケーションを最もコストをかけずに提供でき、さらにそこから広告などで最も収益を上げられる企業なのである。
Googleは携帯通信ビジネスに興味はなく、オープン化による収益に興味があるということだ。
米携帯周波数帯の入札からGoogleは喜んで降りるだろう
February 6, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.02.05
[今日の解説]Google幹部、ソーシャルネットワーク広告売上が売れないことで広告会社を非難
マスメディアへのキャンペーンのアプローチと、ソーシャルメディアへのアプローチには大きな隔たりがある。それは予算やタイムライン、企画やクリエイティブの作り方、コメントや意見への対応など今までなかった考え方やスキルが要求される。ほとんどの予算をマスメディアにさく従来型の広告会社、あるいは多くの広告主では、予算・時間感覚や考え方に対する理解がなかなか追い付いていないケースが多い。
僕(Ad Innovator 編集長 織田浩一)が社外取締役を務めるAgile Media Networkでは、アメリカのFederated Media Publishingのカンファレンスを見習って「Conversational Marketing(会話マーケティング)」の啓蒙に力を入れ始めていて、Agile Media Networkの徳力氏もあちこちで講演をやったり、僕も多少お手伝いをさせてもらっている。
このような形で社内・一般講演などを通じて、Conversational Marketingのアプローチについて啓蒙していくことが今は重要ではと考えているところだ。
Google幹部、ソーシャルネットワーク広告売上が売れないことで広告会社を非難
February 5, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.02.02
[今日の解説]マイクロソフトのYahoo!買収にホワイトナイトか
ブログ界はこの話題で一色だった感じがある1日だった。以前から予想はされていたのでさほど驚きはないが、大きな動きである。
検索市場での競争の話が大きく取り上げられている感じがあるが、一番の理由はGoogleのDoubleClick買収がヨーロッパでも承認される見通しが強くなってきたからだろう。もちろん、Yahoo!が自ら倒れていったのはマイクロソフトにとってチャンスとなった。
今まで検索では大きなシェアを得ているGoogleだが、バナー広告では後発で、バナー広告で大手広告主との関係を持つDoubleClickを傘下に入れることと、検索との統合キャンペーンを提案できることで、一気にバナー市場でも大きなシェアを取ろうとしている。もともと、バナー広告の強かったMSNにとっては、YouTubeがMSNビデオの市場を奪っていったように、これはさらなる危機となる。
これで両社の広告配信、広告マーケットプレースのビジネスについては、混沌とした状況が出来上がる可能性が出てきた。そして、Googleがソーシャルネットワークをきちんとマネタイズできていないことで株価を落としているように、3社ともソーシャルメディアにはそれほど強くなので、次はソーシャルネットワーク市場での買収・統合へ飛び火する可能性が大きい。実際、MicroHooがFacebookを買収するという話も出ている。
どうでもいいが、今書いているレポートを大きく書きなおさなければならなくなったので、このあたりで。
マイクロソフトのYahoo!買収にホワイトナイトか
February 2, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.31
[今日の解説]本を出版することが大変な10の理由
おそらく日本でも同様のことが成り立つのでは。携帯小説の成功などは7の証明だろう。7とか8を見ていると、前々から思っているのだが、著者はブロガーになるか、自らソーシャルネットワークのルームを作るようなことが必要だと思う。
これは本だけではなく、音楽や映画などすべてのコンテンツ商品分野で起こっていることではないだろうか。
本を出版することが大変な10の理由
January 31, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.30
[今日の解説]AAAA CEO:業界外部から学ぶカンファレンスを
「イノベーターのジレンマ」はどの業界でも当てはまるもので、優秀な広告会社がうまくいく広告ビジネスモデルを作ると、そのモデルを守ろうとする。それに対して、市場の全く外から来る企業(他業種からの参入、スタートアップなど)は元々の広告収入を失うリスクがないので、そのビジネスモデルを壊す、新しいモデルを作る。
今の課題は、ひとつの有効なビジネスモデルを持つ企業が内部から、それを壊すビジネスモデルを展開できるかということ。GoogleはCPC(クリック課金)のサービスを行いながら、CPA(顧客獲得課金)を出している。テクノロジーを使って、データを集めているところにその秘密があるのだろうか。
AAAA CEO:業界外部から学ぶカンファレンスを
January 30, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.29
[今日の解説]CNET、Yahoo!、AOLなど、ネットメディアの世代競争にさらされる
メディアブランドも年を取る。
だが、従来のメディアであれば、読者と共に年を取るという感じだったのが、ネットメディアではちょっと違うようだ。従来のメディアでは、基本的にコンテンツを送るフォーマットは同じで、コンテンツの内容、編集方針、デザインなどが差別化要因であったが、ネットではそれに加えて、読者・視聴者の参加の度合い、新たな機能やテクノロジー、表示の仕方、コンテンツの整理の仕方など様々な側面があり、それらがテクノロジーの進化によって変化していくし、そのスピードが速い。
Yahoo!やCNETなどは15年ほどの歴史しかないのにすでにブランドとしては古い感じがするし、つい2年ぐらい前までそれらに比べて新しい感じがしていたMySpaceも、FacebookやBeboと並べると古い感じがある。
新しいメディアへのアダプション(消費者の受け入れ)が進んでいるということだろうが、ネットメディアを運営していく上で、ブランドのあり方を考えなければならないということだろう。
GoogleやYouTubeも年を取るのだろうか。
CNET、Yahoo!、AOLなど、ネットメディアの世代競争にさらされる
January 29, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.28
[今日の解説]Facebook、アプリをWebサイトでの公開を可能に
FacebookはNewsFeedと呼ばれる友達に今の状況や使い始めたアプリなどを知らせる機能のお陰でバイラル効果が高くなる傾向があるのだが、この機能はバイラルキャンペーンの発生元としてのFacebookの役割がさらに上がるということではないだろうか。
Facebook、アプリをWebサイトでの公開を可能に
January 28, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.25
[今日の解説]米広告業協会、91年の歴史で初の女性トップ
アメリカにいるとマーケティングは女性の仕事という感じがする。テクノロジー分野へ男性がかなり移ったせいかもしれないが、広告業界、広告主の広報・マーケティング担当者での女性の比率はかなり高い。その層の厚さからかもしれないが、エージェンシーの女性のトップも多い。OgilvyやCaratなどは女性がトップとなっているし、他の会社でも重要なポストに女性がいる。今、アメリカの広告業界は、多様な人種がいないということでNY州などから批判を受けているが、少なくとも男女比では問題ないのではないかと感じられる。
女性、特に主婦が家庭での購買に大きな影響を持っていることが分かっているので、彼女たちを理解できる人たちがマーケティング側でも必要であるということだろうか。
ちなみに、シアトルに住んでいると、結婚しても夫婦とも仕事をする、あるいは子供が育ってから仕事に戻るケースが多く、主婦、主夫になれるというのはかなり恵まれていて、相手がかなり収入的に余裕があるような家庭に感じられる。おそらくアメリカの大都市では同じような状況でないかと思う。
新しいマーケティングの視点もこういう環境から生まれているのかもしれない、と考えている。
米広告業協会、91年の歴史で初の女性トップ
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January 25, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.24
[今日の解説]ディズニーランドに行く時はNintendo DSを忘れないように
Augmented Realityという言葉がある。Augmentとは、拡大するとか、増補する、というような意味で、リアルの世界に様々なデータや情報、コンピューターで作られたグラフィックなどをくわえて、さらに詳しいリアルの世界の状況をリアルタイムで見るようにする技術だ。辞書サイトで調べてみると「拡張現実」という日本語になっている。よく、SciFi映画や軍隊の映像などで、スクリーンが中についたゴーグルをつけ、敵や飛行機などや、建物や通りについての様々な情報を瞬時に得るというようなシーンがあるが、あれがAugmented Realityだ。
遠い未来にありそうな話だが、このDSの話やWhere2.0、GPSによるナビゲーションシステム、Google MapのStreetViewやLive Search Mapsの衛星写真と地図を合わせたハイブリッドマップなどはレベルは低いけれども、ユーザーにこのAugmented Realityの概念を、自分が普段使っているツール、つまりここではDS、カーナビ、ネットなどで体験させながら、徐々に慣れさせている。
そして、その先には下記のMotorolaのサングラスのようなものにスクリーンがついたものが出てくるかもしれない。iPhoneやGoogle Androidの未来は、今あるような携帯端末ではないのかなあ、などと考えてしまう。
ディズニーランドに行く時はNintendo DSを忘れないように
January 24, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.22
[今日の解説]Publicis、Google、ノウハウの交換などで協力
同じインタビューでLevy氏は『「Googleは短期的な友達で、長期的な敵」ではない。本当のパートナーだ』と、WPPのCEO Martin Sorrell氏が言ったことを逆手にとって言っている。WPPはGoogleをますます敵対視しているし、Publicisも競合だから、敵の敵は味方ということだろうか。それにしてもGoogleは周辺から攻めるということがうまい。
Publicis、Google、ノウハウの交換などで協力
January 22, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.21
[今日の解説] NBC、Upfrontをやめる?
5月第3週目に、NYのRadio City Music Hallかカーネギーホールで行われるUpfrontは、アメリカのテレビ局が秋からのシーズンでの新番組のお披露目の場所で出演タレントなども記者会見やパーティに参加する華やかな場所であるが、同時に一年のスポットCMの予約売買が広告主とTV局で決められる場所でもある。この記事にもあるように、1950年代に自動車業界がスポットの予約を行うために始まったシステムといういうことだが、4大TVネットワークで90億ドルのプライムタイムのスポットが売買されるということで、TV局にとってみればそのシーズンの売上に大きな影響を与えるイベントである。
ただ、Upfrontをめぐる現在の環境は複雑だ。米広告主協会と米広告業協会は、一年も前にスポットを予約させられても実際に広告活動をしたいという時期になって果たして必要なものかどうかは分からないし、また密室で交渉が行われるため自分たちが得たスポット価格が正当なものかがわからない、ことから株式売買のような市場を作る必要があるとして、eBayなどとスポットCMのオークションについてのテストを行っている。これとは別に、ネット広告に大きく予算がシフトして、多くの人気カテゴリーサイトではすでに在庫が少なくなっているため、広告主側からUpfrontが必要という議論も生まれている。ネットでこそ、オークション方式や市場のニーズにしたがって売買され、さらに予算を最適化することができるものであるが、一部にはその状況が変わり始めている。
NBC、Upfrontをやめる?
January 21, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.19
[今日の解説]1940年代ごろのプロパガンダのテクニックを教えるフィルム
僕は、日本の大学で工学部で卒業したあと、シアトルの大学でコミュニケーション学を学んだのだが、その時、「説得(Persuasion)」のクラスで、ひたすら歴代の大統領のスピーチを分析させられた。聴衆がどのような人たちか、理解度はどうか、どういう状況か、などを踏まえて、理性、感情、そして信頼・信用の3つの要素を織り交ぜながらスピーチを構成し、説得を行っていくというものだ。コミュニケーションを細かい要素にして分析することは、今から思えば当たり前だが、理系の学部から来たばかりのときにやっていることはさほど変わらないと新鮮に驚いたのを覚えている。今でももっとも勉強になったクラスだと思っている。
ご存じのようにノースウェスターン大学は、コトラーやシュルツなどが教えるマーケティングのトップスクールだ。このような時代から、いやそれより前にプロパガンダのことを当然のことながら生徒に教えていたのだろう。
1940年代ごろのプロパガンダのテクニックを教えるフィルム
January 19, 2008 in Analysis | Permalink | Comments (0) | TrackBack
2008.01.15
[今日の解説]レポート:Googleや検索企業は、広告費をFacebook、Beboに奪われる
GoogleがOpenSocialをあせって出すのがわかりますね。先日、話をしたPlaxoをFacebookが買収するという話や、ヨーロッパからの投資も入りヨーロッパへの進出も決まりそうだという話も今日出ています。
