« 10社の先鋭企業とad:tech NYを回る、米国インターネット広告視察募集締め切り迫る | Main | 今度はインターネットウィークNYCに行きます。米国インターネット広告視察。 »

2014.01.05

新年明けましておめでとうございます。今年もDigital Media Strategiesをよろしくお願いします。

新年明けましておめでとうございます。今年もDigital Media Strategiesをよろしくお願いします。

昨年も、またいくつかの提携のお手伝いや欧米テクノロジーの評価・機能比較、新規テクノロジー調査などを担当させて頂きました。日本のアドテク業界も徐々にですがグローバル化してきて、欧米の企業も大きな事業機会と見ていて参入を続けており、この動きは今年さらに加速すると考えられます。

昨年、欧米でのいくつかの大きな動きがあり、今年のアドテク業界にも影響を与えると思うので、気になっていることをリストしてみましょう。

  • PC向け広告市場の天井とモバイル広告へのシフト
    アメリカではすでに2014年にPC向けのオンライン広告市場がピークを迎え、タブレットを含めたモバイル広告市場が2017-18年にはPC向けの広告市場を超えるという予測が出ています。日本でもガラケー広告からスマホ広告へのシフトが進んでいますが、同様のシフトが起こり、オンライン広告で売上げを得てきた企業は対応する必要が出てきているということでしょう。
  • Cookie、Do Not Trackと新しいID
    EUでの第3者Cookieの取り扱いが難しくなったり、Firefox・IEでのDo Not Trackのデフォルト設定が開始され、同時にGoogleのユーザーデータの抱え込みなどで、デバイストラッキングやターゲティングをする環境にかなりの変化が起きてきそうな感じです。もちろん、変化は機会でもあり、これを解決するテクノロジー企業も現れてくるとは考えられますが、Google、Facebook、Amazonなど独自のデータを抱える企業の力が強くなって行くことが懸念されます。
  • Amazon、eBay、Salesforce、Oracle、Acxiom、Expeianなど新たな広告テクノロジープレーヤー
    AmazonはすでにDSPを構築していますし、エクスチェンジ業務も開始すると言われていて、eBayもそれに追随しようとしています。SalesforceやOracleはここ数年でソーシャルメディア、マーケティングオートメーション分野での買収を続けて、広告テクノロジースタックを構築しようとしているように思えますし、Acxiom、Expeianなど従来ではデータ企業と考えられてきた企業もDMP構築などを行ってきています。カオスマップに出てこない、これらの企業が徐々に力を持ってきていると言えるでしょう。
  • 広告主側の広告テクノロジースタック構築
    上記とも関連するのですが、社内エージェンシーとトレーディングデスクを構築する広告主が増えてきて、これが広告主とアドテク企業の関係、広告主とエージェンシーの関係に微妙な影響を与えています。データに力を入れるためにPublicisとOmnicomの統合なども起こっており、どこで強みを見せるかをエージェンシー、アドテク企業含めて模索していくことになりそうです。
  • オンライン・オフラインデータ統合
    DMPで集めるデータとCRMやマス・DMなどのデータの統合が当たり前になってきて、オンラインとオフラインの施策も統合されキャンペーンの仕方も大きく変化したのが2013年ではないかと思います。2014年は広告テクノロジースタックにこれらの機能が反映されてくると考えられ、さらに統合ツールが発表されるのではと考えられます。

2014年もまた大きな動きのある年になりそうです。
今年も、このような変化が日本・アジアでどのような意味を持つのかの考察を加えながら、様々な情報やコンサルティングサービスを提供して行きたいと思います。今年もよろしくお願いします。

 Digital Media Strategies 代表
   織田浩一

January 5, 2014 in Announcement | Permalink

Comments

Post a comment