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2009.03.02

[今日の解説]不況が広告報酬制度をコミッションからフィーに移行させるのか

 欧米系のエージェンシーは当然のことながら自分たちのフィーモデルを武器にこの機会に攻めていきたいのだろう。
 欧米では80-90年代に、大手広告主がグローバル化する過程でコスト管理を厳しく行うために調達部門を通して交渉が行われるようになり、総合エージェンシーが、戦略・クリエイティブに特化したブランドエージェンシーとメディアバイイングに特化したメディアエージェンシーに分かれ、ブランドエージェンシーはほぼフィー制度に移行した。メディアバイイングエージェンシーは、数%というコミッションを取っているケースがほとんどだったが、今ではフィーだけになっているところももある。
 ただ、フィー制度は広告会社にとって成長が新規クライアントの獲得によってしかできないようになっている。また、広告主側にとっても、フィーをレビューする人材が必要になったり、フィーを抑えようと交渉を強く勧めた結果、気がつくと自分のアカウントを担当している広告会社スタッフが経験の少ない人ばかりになったというような話もある。
 欧米でも何が適正な報酬制度かという議論は行われてきたが、しばらく終りがなさそうだ。

不況が広告報酬制度をコミッションからフィーに移行させるのか

March 2, 2009 in Analysis | Permalink

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